看護師の病院選びについて

給与は大事だが全てではない

看護師が勤務する病院を選ぶ際に重要なポイントなのですが、給与だけで勤務する病院を選ばない方が良いでしょう。もちろん給与は重要な条件なので、完全に無視するわけにはいきません。しかし、給与はインパクトが強いだけに給与さえ良ければまあいいかと安易に決めてしまいがちになるのです。しかし、それは危険なことであり、給与が非常に良くてその他の条件も良い求人というのはなかなか簡単に見つかりません。そうした求人は何か裏があるのではと勘ぐった方が良いのです。

労働環境はどうか

給与以外に着目するべきポイントとして労働環境が整っているのかどうかには注意を払いましょう。まず労働時間がどの程度か、また残業代はきちんと払われるのかなどはとても重要な点です。世の中にはブラック企業という言葉がありますが、従業員のことをきちんと考えず使い潰すつもりの経営者というのは残念ながら一定数いるのです。そしてそうしたところはおしなべて労働時間が長い傾向にあるので注意してください。またその他に、病院勤務である以上看護師に限らず職員の安全対策、衛生対策をきちんと行っているのかという観点はとても重要です。このあたりのことがおざなりになっている職場も避けた方が良いでしょう。
なお、男女どちらかに限定されるわけではないのですが、子供がいる看護師の場合は職場に託児所が併設されているかどうかなども勤務する病院を選ぶ際の基準の1つとして良いでしょう。

人間関係はどうか

看護師に限らず、多くの人が現職を嫌になってしまう最大の理由は職場の人間関係と言われてます。人間にはある程度の耐性もあるので、仕事が大変なだけであれば乗り越えてもいけるのですが、人間関係が悪くなってしまいそのことでもストレスを感じるようになってしまうと急に辛さが倍増してしまうものなのです。特に看護師の方の場合、性別で語ってしまうのも良くないのですが、女性比率が多いので一度人間関係が拗れてしまうと修復しにくい場合が多く、派閥などが生まれることもあるようです。また医師と看護師の間の協調生が育まれている職場かどうかという観点も重要で、こうした点も病院選びの際にはよく注意してチェックしましょう。

総合病院の良し悪し

また最後に、総合病院が良いのか個人経営の街のクリニックが良いのかというのも重要な論点になります。もちろん例外もありますが大きな方向性として、総合病院の方が最先端の医療に触れる機会が多く大組織ゆえの安定性もありますが、忙しい場合が多いでしょう。どちらが自分にとって相性が良いのかを考える視点が重要です。