看護師の役割と仕事内容を理解しよう
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現在、看護師は憧れる人が多い仕事の1つと言っても過言ではないでしょう。もともと看護師は女性に人気の仕事で、特に人の世話をするという役割が人の役に立ちたいという素直な気持ちを持った人の心を掴んでいる部分が大きいと思います。また、看護師の仕事は資格職なため1度資格を取得してある程度の勤務経験を積めば仕事に困ることはありませんし、全国どこでも働けます。そのため、特に女性の方にとっては生活を安定させるという意味でも人気の仕事の1つなのです。
しかし上記のような理由から憧れる人が多い看護師の仕事ですが、その仕事は決して簡単なものではありません。患者の命を預かる仕事なわけですから責任も重大ですし、プレッシャーも大きいのです。また看護師の仕事は非常に複雑で多方面に及ぶため、多くの事柄を知っていなければならず生涯勉強を続けなければならない仕事でもあります。
看護師の仕事内容はどのような分野に及んでいるのか、その具体例を見ていきましょう。一般的に思い浮かべやすいのは点滴や注射、入院患者の方の身体の世話などではないでしょうか。こうした仕事は肉体労働なため、単純に大変そうではありますがただ体力があれば良いというものではありません。注射や点滴には明確に上手い下手があり、下手な人ですと何度も血管を外してしまうためクレームにもなってしまいます。また身体の世話は、例えばベッドと車椅子の間の移動補助だけでも様々なコツがあり、そうしたコツをきちんと押さえておかないと自分の身体にも患者の身体にも余計なダメージを与えてしまうのです。そのため、こうした動作のポイントを学んでいかなければなりません。
また、例えば患者の薬の服用などのサポートや確認は看護師が行うのですが、ただ医師の指示に従うだけでは医療事故の元となってしまいます。もちろん医師の指示は守るのですが、どのような病状でどのような治療効果を狙ってこの薬を処方しているのか、また薬自体の薬効はどのようなものなのかなどを看護師がきちんと把握しておくことで、服用時の事故などを防げるのです。そのため、こうした薬や治療に関する知識は看護師にとって不可欠になります。また医療には複数の診療科目があり、外科もあれば内科もあります。また同じような症状でも小児科での治療では薬の摂取量などで制限がある場合もあるので、こうした診療科目ごとの違いも学んでいかなければなりません。
看護師はこうした勉強を職場内で巡回されるレポートや開催される研修、また独学などで行っていくのです。
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