看護師のやりがいを紹介

やりがいを感じる時

看護師は確かに大変なことが多い仕事であり、離職率も高めな仕事ですがとてもやりがいに満ちた仕事でもあるのです。特に担当している患者の方が回復に向かっていった時や嬉しそうにしている顔を見たとき、また患者から感謝をされた時に大きなやりがいを感じるでしょう。
しかしここで誤解してはいけないのは、看護師が患者の方を治しているわけではないことです。もちろん、多くの看護師はそのことを良く分かって働いているのですが、これから看護師を目指そうという方は気をつけた方が良いでしょう。患者が病気や怪我を克服し回復に向かうのは、第一にその人自身の持つ回復力と頑張りによるもので、次に医師による治療と言えるでしょう。看護師の受け持つ看護はなくてはならないとても重要なものですが、順番としてはその次かもしれません。

看護師の仕事とは

上記のように書くと、看護師は医師に比べて立場が低いと言っているように感じるかもしれませんが、決してそのような意味ではありません。看護師の仕事は医師に対するフォローということであり、あくまでも役割分担の問題です。そもそも医療というのは医師だけで成り立つものでも、医師と看護師の2つあれば成り立つものでもありません。その他にも多くの職種の方や、病院以外の関連機関の協力があって初めて成り立つものなのです。そのため、看護師の仕事の中にはそうした医療関係者の人たちがその実力を十全に発揮できるようなフォロワーの役割も含まれており、だからこそそういった関係者に認められることも看護師のやりがいの1つです。

頑張りが認められたとき

一人前の看護師として仕事を全うしようと思ったら、とても多くのことに精通しなければなりません。幅広い知識に現場に対する観察力や判断力、またストレスやプレッシャーに耐える力も必要です。そうした能力を身につけた上で、自分本位にならずに看護師仲間や医者などの人たちと協力して患者の治療という仕事を進めていくのです。そうした過程の中ではチームとして仕事を達成する喜びを感じることもあるでしょうし、仲間と信頼関係を築けていけることに対する一体感や嬉しさを感じることもあるでしょう。もちろんチームで仕事をしているからこその苦労もたくさんあり、例えば実力不足を感じるような時は、仲間への不甲斐なさなどからひどく落ち込んでしまうかもしれません。しかしそうした時にも立ち直り成長していくためのアドバイスをくれる人や、見本となる人が多い世界であり、大変なことを乗り越えて頑張っていける仕事でもあるのです。